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産業医の「就業制限」は無視できない?覚えておくべきそのルールとは

ドクターストップといいますと、スポーツや格闘技で選手が負傷し、試合に出る事を中止させるように勧告する事だと思われるかもしれません。それはそれで正しいのですが、何もそれはスポーツの場だけのことではありません。仕事の現場でもドクターストップが発生する事があるのです。産業医とは、労働者の健康のために企業において仕事を行う医師のことです。この産業医によって、ドクターストップが勧告されることがあるのです。
産業医によるドクターストップは「就業制限」とも呼ばれ、労働者の健康が害されようとした際に勧告されます。その場合、事業者は直ちに対象の労働者を休ませ、産業医との面談の場を設けなければいけません。もしも産業医の勧告を無視した場合、事業者には懲役や罰金などを科せられることになります。逆に休職者が職場に復帰したいと申し出た場合、その可否については産業医が判断することになります。事業者がそれを無視した場合は、先ほどと同じように懲役・罰金が科せられます。詳細については労働安全衛生法によって定められており、事業者にとって厳しい内容となっています。
近年はメンタル面での休職者が増えて来ています。そのため産業医が面談を行う相手も、精神的に疲弊した人が多くなっています。メンタルの状態は目には見えないため判断が難しく、労働者の安全を第一に考えている会社でも間違った判断を下してしまうことがあります。そのような事を防ぐために産業医の言葉を重視して、労働者が健康的に働けるように配慮しましょう。
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